ミライの音~ゆるゆるな人生の楽しみ方

趣味のドライブや音楽、バンド、地元三重県の情報など綴ります

知床の思い出

知床。

いいところですよね。

学生のころ3度ほど行きました。

やはり北海道の端のほうなので、社会人になるとなかなか行けません。

飛行機を使っても6時間以上かかるし、お金もかかる。

あの時行っておいて良かったと思う反面、もう一度行きたいなぁと思うのです。

 

初めて行ったのは今から30年以上前の大学一回生の夏。

サイクリングクラブに所属していて夏合宿が東北であって、解散後青森からフェリーで室蘭に渡った。そこから一週間後に羅臼から知床峠を越えて宇登呂に入った。

羅臼では熊の湯という無料の露天風呂があって、アツアツのお風呂が気持ちよかった。翌日知床峠は霧雨のなか何も見えなかったし寒かった。

霧雨の知床峠

峠を降りて宇登呂のキャンプ場では台風が来て夜中全然眠れなかった。キャンプ場のおばちゃんがくれたあったかいとうきびがおいしかったなぁ。

翌日は薄曇りのなかオシンコシンの滝や宇登呂の海を眺めた。

オシンコシンの滝

初めての知床は天候に恵まれず、あまりいい印象はなかった。

 

翌年の夏。

晴れの知床が見たくてリベンジ。

今度は網走から宇登呂に入った。

到着した日は晴れていて、観光船オーロラ号にのって海から知床を眺めた。

カムイワッカの滝

オーロラ号

海から眺める知床は自然の宝庫で楽しめた。

熊は見れなかったけど。

翌日、雨で連泊。

お土産屋さんとかをめぐる。

翌日も曇り。

この日は羅臼岳に登る予定だった。

天気予報を見ると昼から晴れるという予報だったので、上り始めた。

ホテル地の涯の横から上を目指す。

天気予報通りなんとなく晴れそうな感じになって、知床五胡も見れた気もします。

羅臼平に着いて、最後もうひと踏ん張り、最後の登りにかかったときに、天気が急変。強風とヒョウが降ってきて過酷な登山になった。

なんとか頂上にたどり着き、周りを見渡しても景色無し。

とにかく風が強いのとヒョウが顔に当たって痛いので、写真を撮って早々に下山。

羅臼岳山頂にて 強風とヒョウで顔が歪む

帰りは羅臼平までは強風だったけど、そこからは風も収まりラクラク下山できた。

羅臼岳山頂付近のみ天気が荒れていた。

 

翌日はカラりと晴れて、「今日のぼっとけば良かったなぁ」なんて言いながらお土産屋さんに向かう。ここに3泊もしたので顔なじみになってしまった。

コーヒーなんかごちそうになって、なんか悪いのでアイヌの木彫りを購入した。

お土産屋さんを後にして、そろそろ宇登呂を離れる。

知床峠を登り、ようやく晴れの峠を堪能できた。

晴れの知床峠

峠からは全力で下り、羅臼の街も通過して、2回目の知床の旅は終わった。

 

3回目は大学4回生の冬。

いわゆる卒業旅行。

その時も知床も回った。

斜里駅からバスで宇登呂へ向かう。

雪が積もっている道をかなりの速度でバスが走っていく。

この速さにはさすがに恐怖を覚えたが、地元の人には普通らしかった。

宇登呂の海は流氷で埋め尽くされていた。

美しい光景でした。

冬の知床は静かで真っ白で物悲しい感じがした。

流氷

たぶんゴジラ岩からの景色と思われる

もう一度夏に羅臼岳登りに行きたいなぁとも思うけど、体力ももちろんですが、今は熊が怖すぎて行くの躊躇しそうです。

まぁ、そもそも北海道が遠すぎて行けないんですけどね。