ミライの音~ゆるゆるな人生の楽しみ方

趣味のドライブや音楽、バンド、地元三重県の情報など綴ります

思い出のマーニーを観た

昨日夜遅く帰宅すると、高校生の娘がリビングでアニメを観ていた。

そのアニメを遅めの夕食を食べながら横目でチラ見していた。

なんとなくジブリっぽい作風。

ほぼほぼエンディングの曲が流れ始めたときに、水辺のお屋敷から手を振る女の子が映って、次の瞬間には消えていた。

その時の音楽との親和性がすごく心地よく、エンディングだけなのに見入ってしまった。

聞くと「思い出のマーニー」という映画とのこと。

ジブリ作品は僕的には初期のころのナウシカラピュタが一番好きで、その後の作品はそれほど興味はなかった。子供が生まれて、ポニョや千と千尋は映画館まで見に行ったりしたが、繰り返し見るほどではなかった。

まして、耳をすませばとか、冒険ものではない、ごちゃごちゃした機械が出てくるでもない人間ドラマはそれほど好きではなかったので、思い出のマーニーも食わず嫌いというか、進んでみることは無かった。

ここにきて、エンディングに見入ってしまった自分に気づき、

「これは最初から見たい!」と思ってしまった。

夕食を食べ終わり、早速ビデオを再生。

どうやら北海道が舞台らしい。

自分の大好きな北海道、ということもあり、まずつかみはOKだった。

喘息もちで引っ込み思案な主人公の女の子は心の休養のために夏休みに田舎の親戚のところで過ごすことに。

この田舎が道東の根室付近。

湿原が多いんですよね、根室本線周辺は。

親戚の夫婦は本当にいい人達で、心があったまる場面が続いて、素敵な世界だなぁと心落ち着かせながら見ていた。

奇麗な景色に見とれていると、主人公の女の子はマーニーという女の子と出会う。

正直出会ってからは夢の中なのか空想なのか分からず、ん?なんか分かりにくい物語だな、と思っているうちに物語は終盤へ。

いよいよマーニーが誰なのか、分かる瞬間が来た。

ええ!?そうなの!!

晴天の霹靂とはこのことか。くらいのインパクトだった。

そのことが分かってからは、すごく心が晴れやかになったし、実際主人公の女の子も親戚のところに来たときと表情も明るくなったし、見ていて爽快だった。

そして、さっき家に帰って来た時に見たエンディング。

あぁ、このマーニーが、、、、

胸が詰まる思いというか、ここに来れてよかったなぁ、女の子も、育ての親も。

ちょっと感動、いや、だいぶ感動しました。

自分が年を取ったからなのか、ラピュラのようなアドヴェンチャーものも良いけど、こういった人間ドラマなジブリもいいもんだな、食わず嫌いせずに、いままで敬遠してきたジブリ作品も見ていこうかな、と思った次第です。

 

やっぱえい映画っていいもんですね。改めて思いました。