ジェフベックが亡くなった。
特にめっちゃ好きということではなかったけど、アルバム2枚ほど持っていて社会人なりたての頃はよく聴いていたな。
ジェフベックに関する思い出が一つだけあったのを思い出す。
大学に入学しサークルは軽音楽部系に入ることに決めていた。
当時僕はフュージョンが好きで、と言っても日本のバンドしか知らないほんとに音楽の知見が狭い人間でした。
スクエアとかカシオペアとか難しそうだけど楽しくバンドが出来たらなぁ、と気軽な気持ちでサークル見学に行った。
軽音楽系のサークルは小さいのも合わせると5個以上あって、どこに行こうか迷ったが、結局「軽音楽部」というところを訪ねてみた。
同じ1回生がたくさん見学しているところで、早速メンバー探し。
どんな音楽やりたいですか、と片っ端から聞いて回った。
すると、回答の一番多かったのが、ジェフベックだった。
当時、洋楽とかあまり知らないあまちゃんな自分はジェフベック?誰やそれ?状態でした。
その他ほとんどの人が洋楽のバンド志望の方が多く、なんか合わなそうでやめました。
別のサークルも複数見に行きましたが、ドコモ似たような感触だった。
結局、もう一つの関心のあったサイクリング部に入ったのだけれど、もし、軽音楽系に入っていたら人生変わっていただろうなと思う。
当時ジェフベックについては全然知らないし、知ろうともしなかった。
その当時もしYoutubeがあって、ジェフベックを検索しその音楽に触れていたら、絶対に「ジェフベック!かっこええやん、一緒にやろうぜ」となっていただろう。
ジェフベックは自分好みのドンピシャなカッコいい音楽だった。
圧巻はやはりキーボーディストのヤンハマーとの掛け合いだろう。
こういう音楽、やりたかったなぁ。
社会人になって、お金に余裕がでてきて、CDもたくさん買うことが出来るようになってから、CDショップでジェフベックが置いてあるのを見て、ワイアードというアルバムを買ってみた。
一曲目のレッドブーツ。
ノックアウトでした。
めちゃかっこええやん。
あーこれだったらヤリタカッタなぁ。
弾けるかどうか知らんけど。
シンセ大好きな自分としては、このコピーはやっておきたかったです。
あのサークル見学の時に聞いた「ジェフベック」という言葉。
今でも部屋の雰囲気とともに思い出されます。
ご冥福をお祈りします。