若いころ、特に独身の頃は欲しいと思ったものは結構買っていた。
本屋に行けば気に入った本を、CD屋に行けばジャケ買いを、コンビニに行けば雑誌やお菓子を、てな感じで。
最近は節約志向が完全に体に染みついている。
欲しいと思ってもその場では買わず、いったん家に帰ってから本当に必要かと熟考。
そんなことを繰り返していると、本当に物を買わなくなった。
買わなくなると、本屋やCD屋はもちろんお店にほとんど行かなくなってしまった。
必要なものがある場合に限りお店にいくので、ウィンドショッピングなんかここ数年ほとんどしていない。
はたして、これってちょっと人生損しているのではと、大げさながらに感じています。
なんか素敵な商品があるのではないか、ひょっとしたら大切な出会いを逃しているのではないか、と。
例えば、本屋さんって数年前は本当に良く通っていた。
ふらっと立ち寄ったコーナーで素敵な表紙に出会って中を見てみる。
お、いいな、と思ったものを買っていく。
家に帰って寝る前なんかにじっくり読んでみて、その中でも買ってよかったと思うものも少しはあります。
その少しの良かった本のなかで、これはずっと持っていたいと思える本もあるんですよね。
これは本屋さんに行っていなければ出会っていなかったともいえるんですよね。
こういったこともあって、最近の節約の生活ってちょっと損しているんではないかとも思っている。
たまには無駄な買い物も必要だなと。
とはいえまだまだ子供にもお金がかかる時期なので、数か月に一回くらいは無駄な買い物もした方がいいのかなと感じる。
今、こういった節約志向の方って多いんだろう。
だから経済が回らないんだろうな。
消費税無くなればちょっとは余裕ができて無駄な買い物もできるんですけどねぇ。